7月31日(日) 来島海峡のアコウ釣り

昨日は東へ、今日は西へ〜


昨日とは四国の正反対側にやってきた。


来島アコウ 第二弾。



潮に合わせて ちょっと遅めの7:30出船。


目標はいつものように10匹&40cmUP


まだ潮が速いようで わい潮での釣り。



最初の流しで

いきなり ゴツゴツ…



船中ファーストフィッシュ。

今日はアコウ入れ食い祭りか?



しかし、このあと さっぱり

まったく釣れません。


マレーシア人に間違われたことがあるという おみやげ係のイケメン船頭さん。

サングラスをしていて素顔がお見せできないのが残念です。 



操船しながら 手釣りでお土産を釣ってくれます。


これは ちょっといいサイズかもって

さりげなく50cm近い大物をゲット。


来島海峡のアコウは これだけ釣られてもまだ増えているという。

以前 アコウ釣りと言えば 潮止まり前後だけ釣ってもらい

潮が動き出すと他の魚を釣ってもらっていたそうな。

1人でアコウ10匹も釣るなんて考えられなかったそうだが

今では釣り人やタックル、釣り方も進化し 10匹釣るのもそれほど難しいことではなくなった。


成長の早いアコウが釣られても釣られても

まだまだこの海域にはたくさん残っている。

一説によると2年足らずで30cm近くに成長するようで

ガシラやメバルの5〜10倍の成長スピードがあるようだ。


稚魚放流のおかげで 瀬戸内各所ここ数年アコウの水揚げが急増しているが

それに反してガシラやメバルはアコウと共存できず(エサにされてしまう?)

減少の一途をたどっているよう。

それにともない高級魚と言われていたアコウの値段も下がっている。


釣り人にとってアコウが釣れるようになったことはうれしいことだが

本来 そこにほとんど生息していなかった魚種を多数放流することで

人間が生態系を破壊しているような気がする。

あと10年20年すれば、アコウが普通の魚になって

ガシラが幻の高級魚になっているかもしれない。




本日の特選素材。

特に真夏のこの時期は活かしておくのが大変。



ガザエビ混じりでコンディションのいい大きなエビたち。

エサがいいので釣れますよと船頭さんからも太鼓判を押していただいている。



しかし…昼過ぎても さっぱりダメ 



船中30匹近く揚がっているようだが

私はまだ3匹しか釣っていない。

オモリはすでに6個以上奉納しているというのに。



現在最下位?

アベレージを下げないようにせねば…



橋をくぐって 行ったり来たり


潮が速いうちは 反転流や わい潮の中を流していくが

やはり 本命のポイントや潮ではないので

めったに当たってこない。


1時間で船中1,2匹と言った感じ。


この釣りは潮止まり前後の1時間が勝負。

次の潮止まりまでの4〜5時間は 拾い釣り我慢の時間帯。

最後の潮止まり前後でまた一勝負。


毎回朝の潮止まりで3匹

次の潮止まりまでに3匹

最後の潮止まりで3匹 を目標にしているのだが。



アコウのアタリを忘れ掛けていたころ

2時間ぶりに釣れた。



船頭さんの話では

15:30頃に潮止まりがあるので そこで必ず食うと思いますからがんばりましょう とのこと。


15時を回って これまで5匹。

残された釣りの時間は残りわずか。


今日は中潮2日目、ずいぶん潮も大きくなってきているので

潮止まりの時合いも短そう。


少し潮が速いうちからポイントに入って 時合いにそなえる。



船頭さんの読みが見事に的中し

バンバンアタリがあって

最初の流しで2匹

次の流しては4匹と連発。



これまでの釣れ具合は何だったのかと思えるほどの勢いだ。


着底後 即底からオモリを離して、竿一本分誘い上げる。

その途中で飛びついてくるのがアタリのパターン。


速かった潮の間は巣穴に潜っていたアコウが

潮が緩むと同時に 活発にエサを追い求めているのか。

誘いを入れないでも エビに飛びついてきているようだ。



船頭さんの予言通り

潮が緩むまでの30分ほどで立て続けに8匹釣れた。


潮が止まると食いは収まり

潮が返すと 一気に速くなって 根掛かり連発。

潮もなくなったので 終了。



帰港後 船頭さんが1匹ずつ絞めてくれる。



6人+船頭さんで アコウちょうど60匹 (ガシラは約10匹)



昼過ぎまでは撃沈モード全開で、どうなることか思ったが

後半追い上げてアベレージを下げずにすんだ。

良型は出なかったが、2ケタ釣れたので よしとしよう。



本日の釣果 アコウ 〜36cm 13匹